[5]炭素率(C/N比)とは

投稿日:2009年10月25日 | カテゴリ: 障害対策



第6、堆肥等の有機物を使用するときに注意する事ありますか。

まず、堆肥等の有機物を使用するには、かならずバランス良く配合する事です。
これは、良い有機土壌を形成し作物を健全に育てる為に、大変重要な事なのです。
そこで、炭素率を整えてと、良く耳にする言葉がありますが、人間で言う栄養バランスと理解して下さい。

【炭素率(C/N比)とは、】

有機物中の炭素(C)量を窒素(N)量で除したものです。
微生物は、エサの中の炭素のかなりの部分をエネルギー源として使い、残りは細胞の構成材料に使います。
もちろん窒素も使いますが、炭素100に対し15程でわずかです、窒素の多いエサ(アミノ酸や核酸)の時には窒素が余りものとして微生物細胞の外に出され、これが「窒素の無機化」です。

反対に窒素を含まないエサ(リグニンやセルロース等の繊維性の高い)の時には、窒素を外から補わければなりません、微生物はそれを土壌から取り込みます「窒素の有機化」です。

これを植物側から見ると、窒素を微生物に横取りされたことになり、これが「窒素飢餓」です、窒素飢餓は炭素率が30以上だと起こりやすいとされています。


何度も繰り返しますが、トーマスくん(アープ・トーマス・オルガ菌)は、土中での働き(分解)を正確に行ないますので、有機物等の投入には、「窒素飢餓」を起こさない様に組み合わせを確り行う事が作柄の良し悪し、改良効果の大小を決める重要なポイントになります。


第7、反面、化学肥料を多用すると作物は、なぜ病害虫に弱くなるのか

結果から言うと、病原菌及び害虫の数が増えるからなのです。 では、なぜ病原菌及び害虫が増えるのか?

※(化学肥料を多投すると、養分としては寄与するのですが、長期間の連用は土壌が痩せて来、作物の毛細根が発達しにくくなり、有用微生物が棲み処を奪われ数が減少する事により、微生物等の生態系のバランスが阻害されるからです。)

有用微生物が餌としている有機物(未分解物や残渣類)が余ってくるので、それを餌として病原菌の数が増えるのです。

※有用微生物、病原菌それぞれ同じように有機物を餌としているが病原菌よりも有用微生物の方が有機物を急速に利用する為、餌のない病原菌は、繁殖できなくなり、休眠状態に入り悪さをしなくなります
(拮抗作用)、その為に、土壌中には有用微生物が多い方が良い訳です。)

一方数が増えた病原菌は、害虫などが付けた傷口等から作物体内に侵入し、爆発的に増殖し病害症状が出てきた時には、手遅れで枯死してしまいます。
【病害虫等の障害軽減】

【病原菌についてはこのようなプロセスがあります?】
有用微生物の中には、キチナーゼやラミナリナーゼを生産するものがおり、(セルロース、キチンなどを分解する、菌体外酵素等)
昆虫の外殻はキチンで出来ており、キチナーゼはキチンを分解します。
その影響であるかは、研究段階ですが昆虫は、キチナーゼに対して人間が腐った牛乳を嫌うのと同じ反応を持っており、害虫等が寄り憎くなり軽減すると言われます。 【忌避効果】

※反面キチナーゼを生産する有用微生物の数が減少する事により害虫の数が増える事が言えます。

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